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化学物質過敏症  2024年10月31日

化学物質過敏症に配慮した防蟻工事とユニットバスの入替工事

画像はイメージです

ご家族構成 香芝市 M様(ご夫婦)
お悩み シックハウス症候群・化学物質過敏症・香害・シロアリ被害
対策 防蟻工事、エアリフレ工法(抗酸化工法)導入支援
施工後 シロアリ対策・化学物質対策も無事完了し、お風呂も問題なくご使用されています。

5メートル離れた人の服の「におい」などにも敏感に反応

M様は、お隣のご実家の防蟻工事が原因で化学物質過敏症を発症されました。

防蟻工事が始まると、めまいやはきけ等の症状が続きましたが、化学物質症候群などの知識がなかったため、原因不明の体調不良に悩まれておられました。

その後、病院で化学物質過敏症の可能性が高いと診断され、施工会社に訴えましたが、安全な薬品を使っていると自分達の非は認めませんでした。

体調は日がたつにつれ悪化し、私がお会いした時には車椅子の生活を送っていらっしゃいました。施工前まではごく普通の生活を送られていたのに、今は介助が無ければ外出することもできません。その時は現状と今後の対策のご相談だけでした。

しばらくして、再度M様からご連絡がありました。

玄関にシロアリが発生し、床がふわふわしていたため、ご主人がホームセンターの補強材で対応されたましたが、5日後には補強材までも食害されているとのことでした。

早速お伺いすると、玄関だけではなく、お風呂と脱衣所もシロアリに食害されていました。

本来であれば、殺虫用の防蟻剤を使用しますが、M様は化学物質過敏症のため、使用することはできません。M様は柔軟剤等、石油由来の香料や芳香剤に強く反応され、5メートル離れた人の服に使われている洗濯剤などにも敏感に反応され、体調が悪くなられます。

そこで、ホウ酸由来の人体に影響の少ない防蟻剤のサンプルを少しづつ体感していただきながら、M様の症状が悪化しないことを確認しながら施工いたしました。

それとともに、お風呂のユニットバスの入れ替工事もおこないました。先にユニットバスのパネル浴槽をメーカーに搬入してもらい、全ての裏にエアリフレ(抗酸化材)を何度も塗り、化学製品であるユニットバスの素材を無害化した上で施工いたしました。